向精神薬vsヒプノセラピー [ひとり言]

201305.jpg あなたは決して一人ではありません

久しぶりのブログ更新です。
ようやく新クリニック開院から1ヶ月を経過して、少し平静を取り戻してきました。
新しいクリニックでの、ヒプノセラピーも、もう何人かの方に受けていただきました。

先日、次のようなお悩みを持ち、不安な日々を暮らしながら、抗うつ薬を内服しておられた方がヒプノセラピーの感想を送って下さいました。

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数年前大切な人を事故で亡くして以来、体調も、精神も不安定で、ぼんやりと具合が悪い日々が続いています。今年に入って、死神に取り付かれそうな感覚、死への衝動を意識するようになり“鬱”を疑って、自らの意思で心療内科に掛かりました。一方で、今夏以降、“不安神経症”と思える状態で、身体症状は頻脈、胸部不快感。精神症状として、過敏、焦燥の症状に悩んでいます。薬に頼るのではなく、心と向き合うことが大切だと思い、ヒプノセラピーの申し込みをいたしました。
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まだまだ、大切な人の思い出が強く、思い出すことも、話に触れることすらできず、グリーフ・セラピーはおことわりになりました。
まずは、癒しの光を用いた段階的リラクゼーションに、大好きなカラーイメージでネガティブな感情・感覚を追い出していくイメージセラピーを行いました。
不安でどこへも出かけることができなかったこの方は、「娘さんとの北海道旅行への夢」をヒプノセラピーの中で実現していきました。既にネガティブな感情を追い出した状態での旅行体験。旅行中の様々な体験から、これまでできなかったことをやり遂げる自信を持ち、不安を捨てることができました。解催眠後は、娘さんとの北海道旅行を実現したい。行けなかったお墓参りに行きたいと前向きな気持ちが芽生えていました。
そのクライアント様から、次のようなメッセージをいただきました。

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先日はありがとうございました。
セラピー受診から3日目になりますが、あれから不安を感じることなく過ごせています。
1年前、心療内科を受診して、リーマス錠とレクサプロ錠を服用した時は激しい吐気と共に、意識を制御されている感覚がありました。
意識の中で霧がかかったようになり、考える意欲が萎える そんな印象を持ちました。
その薬は2日間服用しただけで、合わないからとバルプロ酸とロラゼパムに変更してもらい精神的廃人疑似体験(大袈裟?)は終了しました。
セラピー後の感覚は、催眠状態が残っているからなのかもしれませんが、意識の中で霧がかかているような感覚で、雲の上を歩くようなフワフワ感もあります。
わざとネガティブな考えをしようと思っても、思考回路が働かないのです。
薬服用時と違うのは、不快感や恐怖を感じないことです。
この状態に驚いています。
私の心は不安を覚えていて思い出せるはずなのに今は、不安を思い出す、引き出すことができません。パンドラの箱のごとく、不安は意識の奥の奥・・・ずっと深くに封じ込めてしまった。そう思えるくらいです。私にとって、セラピーは 『魔法』 でした。
魔法が解けないように、午後のティータイムには、良いイメージを瞑想しています。
今はまだ、不安の無い日常が不思議に思える状態ですが、早くこの状態が当たり前と思えるようになればと思っています。
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その後3ヶ月を経過しましたが、現在、向精神薬は全く飲んでおられないとのことです。向精神薬は症状を緩和する働きは持っていますが、前向きな気づきを与えてくれるものではありません。
このセラピーの後、時期が来たらグリーフ・セラピーを受けたいとおっしゃって帰宅されました。


このヒプノセラピーは、かかりつけの精神科医の先生よりご許可をいただいて行っております。

presented by
石原クリニック
  http://www.ishihara-clinic.jp/
石原クリニックセラピールームETERNAL COMFORT
  http://www.ishihara-clinic.jp/eternal/index.html

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