相対性理論 [ひとり言]

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アインシュタインは重力が異なると時間の進み方が違うと相対性理論を提唱しました。
 
理論上のことがこの時代になり、証明されるようになってきました。ヒッグス粒子や重力波が発見されたように。
先日、標高の異なる2点間の時間の差を計測し、標高の差を数mの誤差で測定したと報告されました。時間が絶対的な存在ではなく観測者の環境によって異なる相対的なものであることも証明されました。
 
時間ってなんなのでしょうね。私たちは事実上、過去にさかのぼることもできなければ、未来を前もって体験することもできません。
写真は、私の観測室で撮影した、天の川銀河と同じ銀河団に属する有名な二つの銀河です。
アンドロメダ銀河までは約250万光年。さんかく座のM33までは約300万光年。この二つの銀河は約40億年後に衝突して大きなミルコメダと呼ばれる大銀河に変身します。
気の遠くなるような時間ですが、地球上に生命が誕生して38億年。
宇宙規模から考えれば長い時間でなないのかもしれません。
 
私たちの天の川銀河を含め、この二つの銀河の中心部にはブラックホールが存在すると考えられています。
ブラックホールの中心部。特異点と呼ばれる場所では重力はほぼ無限大で、時間が止まっています。時間が止まっているという事実は、今回の観測結果で信憑性を帯びてきました。
すると、中心部の時間の進みは極めて遅く、衝突するまでの時間は一瞬ということになります。
 
 
そう考えると逆に、本当に時間というものは存在するのかという疑問が湧いてきます。時間が有限の存在と考えると、始まりがあり終わりがあることになります。
では、宇宙開闢の前は?虚時間?と理解不能になります。
 
相対的に長さが変わるもの。それは物理的な「存在」ではなく、私自身は、万物の変化とともに生じる「現象」の一つではないかと考えています。
皆さんはどのように考えられますか?
 
もっと単純に、楽しい時間は短い、眠れない夜は長い。それでいいのかもしれませんね。
 
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言葉そして言霊 [ひとり言]

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昨日、聾学校の健康講話、心のセルフチェックと題してお話しさせていただきました。
もちろん、宇宙の話も交えて。
その中で、毎日をどんな言葉を用いて語っているかについて考えていただきました。
マザーテレサは反戦運動には参加しないが、平和運動には喜んで参加すると言われました。
「戦い」という言葉を口にすれば、いくら否定しても「戦い」という言葉が自分自身の心の中にも刻み込まれます。心の中は即座に臨戦態勢になります。
「平和」という言葉を口にすれば、そのまま「平和」という言葉か心の中に落とし込まれます。心は穏やかになります。
私たちの心に「戦い」という言葉は必要でしょうか?
「必要だ」と思われる方の心の中に穏やかさが訪れることはありません。
 
私たちはそうして、自分自身が発した、ネガティブ・イメージを持つ言葉のエネルギーを自分自身の心にも落とし込み、無意識に自分自身を汚してしまっているのかもしれません。
心の断捨離は、使う言葉、言霊のエネルギーを変えるところから。
 
大橋巨泉さんが「がんは闘うか死ぬしかない」とおっしゃいました。私の35年の医師人生の思い出の中で、がんと闘った患者さんが本当の意味で生還した人は誰一人いませんでした。
 
美しい言葉を話したとき、思い浮かべたとき、心の中に響く美しい音とエネルギーを感じてみてください。それが素敵な響きなら、ずっとそのままでいることもできるのです。

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