バカは風邪をひかない? [ひとり言]
風邪を引きません!
誰もが知っている、昔からの言い伝え。「バカは風邪をひかない。」
インターネットで語源から、様々な御説を拝見いたしました。
あまりにも、諸説粉々。何を信じようとかまいませんが、文字通りあまりにもバカげているので、ここでは紹介を控えます。
ある先生は、医学的根拠があるとの説を唱えておられましたが、IQ86を境にして、風邪の頻度を統計でも取られたのでしょうか?
いずれにしても、これは風邪をひかないキャラの人がいるわけではなく、いわゆる「バカ」と呼ばれている人たちを揶揄する言葉なのでしょう。
本日の話題は「バカになる方法」じゃなかった、「風邪を引かない方法」です。
今、巷で風邪とウイルス性胃腸炎がはやっているようです。
私も風邪をひきません。風邪を引いていたら商売になりません。
特に、冬になると毎日何十人と風邪の患者さん達を診察しながら、しかもさんざっぱら、マスクしていない患者さんの咳を目の前で浴びせられながら、なぜ風邪をひかないのでしょうか?
実は、私は子供の頃病弱で、しょっちゅう風邪を引いては学校を休み、毎年出席日数ぎりぎりで進級していました。
風邪をひかなくなったのは、医師になってからです。「時々風邪で休んでいたじゃないか!」と、私の過去を知っている人たちも、その大半が有給消化のための仮病だったことにはさすがに気づいていないはず。(暴露してしまった。)
方法はたった2つしかありません。
① 風邪のウイルスを体に入れないこと。
② 風邪のウイルスに「反応しない」体を作ること。
誰でもわかることです。 以上、今日のお話は終わります。
サギ
今、後ろ髪を引かれる感じがしましたので、また話に戻ります。
では、なぜわかりきったことが、皆さんできないのでしょうか。
おそらく医師が、生涯で最も多く診察する病気は風邪でしょう。
その、風邪の患者さんの生活(態度)を見ていると、「たかが風邪」とあなどっているとしか思えません。
なぜかと言いますと。次のような方達がとても多くいらっしゃいます。
① 風邪の原因となる生活の乱れを覚えている。
② 風邪の患者に接していても、防護策を何ら講じていない。
③ 悪くなるまで、体を休めることはない。
④ 悪くなっても、体より仕事を優先する。
⑤ 適当に薬を飲む。
⑥ 風邪を曳いたら肉を食べて精をつければ良いと考えている。
⑦ 予防の手立てを、正確に把握していない、あるいは正確に行わない。
一昨年の新型インフルエンザの時に、多くの方が伝染しました。弱毒性ウイルスだったから良かったものの、もしトリインフルエンザだったらと思うとゾッとします。
トリインフルエンザのパンデミックは、それこそ未曾有の大惨事になります。
今日、一つだけ覚えておいてほしいこと。
① 風邪のウイルスを体に入れない方法。
正しい手洗いとうがいです。予防のために毎日、数回、特に帰宅後や飲食の前に必ず行ってください。
なーんだそんなことかを思われる方。あなたの手洗いとうがいの方法で風邪が防げましたか? 「家族が風邪なんだから移るのは当たり前。」と思っていませんか?
インターネットで正しい手洗いとうがいを紹介しています。是非、毎日励行してください。
http://www.terumo-taion.jp/fever/influenza/protect/index.html
http://www.youtube.com/watch?v=N_kY0r--O-k
http://www.meiji.co.jp/drug/isodine/susume/index.html
http://b.hatena.ne.jp/articles/200911/547
マスクは有効
あれ?マスクは?と思われた方。確かにマスクは、確実な方法ではないと言われています。
まだ、本当の所はわかりませんが、正しく着用しないからだとする学会発表もあります。
マスクを着用するときは、フィルター効果の高い不織布マスクで、鼻と口を隙間なくカバーすることです。
◎マスクの効果的なかけ方
1 鼻の形に針金を合わせます。
2 あごを包むように、マスクを下までかけます。
3 マスクの両脇を指で押さえて肌に密着させます。
*口や鼻・マスクの表側を触らないようにしましょう。
◎使い終わったマスクの捨て方
1 使い終わったマスクは表面に触れないよう、紐を持ってはずします。
2 ビニール袋に入れ口を閉じて捨ててください。
当然、マスクを外した後は、「正しい手洗いとうがい」です。
また、風邪は飛沫だけではありません。ウイルスのついたテーブルや、ドアノブを触って、手洗いをせずにものを食べたりすることによっても体内に入ります。
食べる前に、正しい手洗いとうがいです。
こうして、私は町医者の名を借りて、日夜市民の風邪と闘っているのです。
-20℃の世界
次回、風邪のウイルスに「反応しない」体を作る方法に続きます。
presented by
石原クリニック
http://www.ishihara-clinic.jp/
石原クリニックセラピールームETERNAL COMFORT
http://www.ishihara-clinic.jp/eternal/index.html
Just one click, please.
誰もが知っている、昔からの言い伝え。「バカは風邪をひかない。」
インターネットで語源から、様々な御説を拝見いたしました。
あまりにも、諸説粉々。何を信じようとかまいませんが、文字通りあまりにもバカげているので、ここでは紹介を控えます。
ある先生は、医学的根拠があるとの説を唱えておられましたが、IQ86を境にして、風邪の頻度を統計でも取られたのでしょうか?
いずれにしても、これは風邪をひかないキャラの人がいるわけではなく、いわゆる「バカ」と呼ばれている人たちを揶揄する言葉なのでしょう。
本日の話題は「バカになる方法」じゃなかった、「風邪を引かない方法」です。
今、巷で風邪とウイルス性胃腸炎がはやっているようです。
私も風邪をひきません。風邪を引いていたら商売になりません。
特に、冬になると毎日何十人と風邪の患者さん達を診察しながら、しかもさんざっぱら、マスクしていない患者さんの咳を目の前で浴びせられながら、なぜ風邪をひかないのでしょうか?
実は、私は子供の頃病弱で、しょっちゅう風邪を引いては学校を休み、毎年出席日数ぎりぎりで進級していました。
風邪をひかなくなったのは、医師になってからです。「時々風邪で休んでいたじゃないか!」と、私の過去を知っている人たちも、その大半が有給消化のための仮病だったことにはさすがに気づいていないはず。(暴露してしまった。)
方法はたった2つしかありません。
① 風邪のウイルスを体に入れないこと。
② 風邪のウイルスに「反応しない」体を作ること。
誰でもわかることです。 以上、今日のお話は終わります。
サギ
今、後ろ髪を引かれる感じがしましたので、また話に戻ります。
では、なぜわかりきったことが、皆さんできないのでしょうか。
おそらく医師が、生涯で最も多く診察する病気は風邪でしょう。
その、風邪の患者さんの生活(態度)を見ていると、「たかが風邪」とあなどっているとしか思えません。
なぜかと言いますと。次のような方達がとても多くいらっしゃいます。
① 風邪の原因となる生活の乱れを覚えている。
② 風邪の患者に接していても、防護策を何ら講じていない。
③ 悪くなるまで、体を休めることはない。
④ 悪くなっても、体より仕事を優先する。
⑤ 適当に薬を飲む。
⑥ 風邪を曳いたら肉を食べて精をつければ良いと考えている。
⑦ 予防の手立てを、正確に把握していない、あるいは正確に行わない。
一昨年の新型インフルエンザの時に、多くの方が伝染しました。弱毒性ウイルスだったから良かったものの、もしトリインフルエンザだったらと思うとゾッとします。
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今日、一つだけ覚えておいてほしいこと。
① 風邪のウイルスを体に入れない方法。
正しい手洗いとうがいです。予防のために毎日、数回、特に帰宅後や飲食の前に必ず行ってください。
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インターネットで正しい手洗いとうがいを紹介しています。是非、毎日励行してください。
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マスクは有効
あれ?マスクは?と思われた方。確かにマスクは、確実な方法ではないと言われています。
まだ、本当の所はわかりませんが、正しく着用しないからだとする学会発表もあります。
マスクを着用するときは、フィルター効果の高い不織布マスクで、鼻と口を隙間なくカバーすることです。
◎マスクの効果的なかけ方
1 鼻の形に針金を合わせます。
2 あごを包むように、マスクを下までかけます。
3 マスクの両脇を指で押さえて肌に密着させます。
*口や鼻・マスクの表側を触らないようにしましょう。
◎使い終わったマスクの捨て方
1 使い終わったマスクは表面に触れないよう、紐を持ってはずします。
2 ビニール袋に入れ口を閉じて捨ててください。
当然、マスクを外した後は、「正しい手洗いとうがい」です。
また、風邪は飛沫だけではありません。ウイルスのついたテーブルや、ドアノブを触って、手洗いをせずにものを食べたりすることによっても体内に入ります。
食べる前に、正しい手洗いとうがいです。
こうして、私は町医者の名を借りて、日夜市民の風邪と闘っているのです。
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2011-08-29 00:16
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