どうしたら長生きできるの<遺伝・魂の約束> [ひとり言]

bird.jpg 子育て中のシジュウカラ

 少々奇異に感じる方もいらっしゃるかとは思いますが、まずは少しスピリチュアルな観点から寿命を考えたいと思います。全ての事象は、物理の法則に従い、遺伝学的に言う突然変異は偶然の産物でしかないと、固く信じている方(便宜上、Prof. Oとします。)はしばらく休憩していてください。

 非科学的と避難されそうですが、あの世のことが見える霊能師、あるいはスピリチュアルカウンセラーと呼ばれる人たちは、ほぼ口をそろえて、魂の世界からこの世に降りてくるときは、両親を自ら選んで生まれてくると言います。ただ不思議なことに同様の話は世界中に散見されます。こうした考えも、考える葦である人間として共通に持つ特質で、生命体の生存本能が遺伝子に刻まれているように、人の遺伝子に刻まれている特質なのかもしれません。
 ヒプノセラピーの世界から覗いてみると、そうした話を知らない人でも、前世療法や胎児期退行を行うと、多くの方が、自ら両親を選んで生まれてきたと催眠下でおっしゃいます。

<Prof. Oもこの先は読んでいただいて結構です>

 さて、もし生まれる前から、両親を選んでこの世に生を受けるとすれば、その遺伝子を受け継ぐことも選んでくることになります。どの生物もあらかたの寿命は遺伝子に規定されていることはご存じかと思います。小さな生命体ではすでに寿命遺伝子が同定されており、突然変異で寿命が延びた生命体の寿命遺伝子を、通常の寿命の遺伝子に組み換えると、延びた寿命がまた元に戻ってしまうこともわかっています。
 高等生物はもう少し複雑だと思われますが、寿命を規定する遺伝子が存在することは確かです。今のところ、人の寿命は最長120歳程度と考えられています。

 それ以外に、様々な遺伝病や、糖尿病、脂質異常症、高血圧症、肥満等の生活習慣病遺伝子や、癌遺伝子が加わり、本来の寿命遺伝子とは別に、寿命を短くする方向に働きます。それらの疾病に関連した遺伝子多型が同定されていますが、それらがまた、いわゆる個体差あるいは個性を形作ります。人は動脈硬化とともに老いると言われますが、動脈硬化関連遺伝子だけでもすでに100種類以上見つかっています。その遺伝子変異によって、動脈硬化が早く発現する集団があります。
 しかし、それらの遺伝子が、必ず発現するわけではなく、生後の生活習慣によって発現を抑制できることもわかっています。「うちはみんな脳卒中で死んでいるから」とか「うちの家系は癌が多いから」とか言う理由だけで、「俺は早死にするんだ。」と決めつける必要はないわけです。

 おおかたの場合、親から引き継ぐものは遺伝子だけではなく、その食習慣、生活習慣や、場合によっては考え方、思い癖まで引き継ぎます。そして、寿命を短くする遺伝子発現に向かって、まっしぐらに突き進んで行きますが、当の本人はそのことに全く気づいていません。途中で気づいたとしても、症状が出ないうちはその生活習慣を変えようとはしません。(このことは、次の回で詳しくつぶやきたいと思います。)

 逆に寿命を長くするサーチュインファミリーと呼ばれる遺伝子もまた見つかっています。栄養を少なくすることによって活性化されるSIRT1遺伝子、あるポリフェノールの摂取によって活性化されるSir2遺伝子、運動によって活性化されるAMPK遺伝子など、アンチエイジング医学(加齢制御医学)の分野も盛んに研究が進みつつあります。
 いずれにしても、遺伝子で決められている(ご先祖の因縁)とあきらめることはなく、その後の生活習慣によって抗うことはできるのです。

<再度、ここからProf. Oは休憩していてください。>

 今までお話ししたこととは別に、きわめて若くして消え去る寿命があります。Prof. Oが語るように、それが偶然あるいは世の中で起こりうるバリエーションの一つと片付けてしまえば、私たちがなにゆえにこの世に生を受けたかという意味が半減してしまいそうです。しかし、もし、あなたがたった6歳でこの世から消えゆく運命だとしたら、世の中の事象のバリエーションの一つと片付けられるでしょうか。いいえ、「なぜ?」と大声で叫ぶのではないでしょうか?

 この世に残る者と去る者、残る者に必ず訪れるつらく、悲しい別れ。仏陀は四苦八苦の一つ、愛別離苦として説いています。しかし、去る者より残る者にその辛い感情を体験する必然性があるとしたら、去る者はその役目を果たしたことになります。

 前世療法で有名な、米国の精神科医ブライアン・L・ワイス博士は、前世療法を世に発表する以前に、最愛の息子を2歳半で亡くすという試練に見舞われました。
 ある日、催眠療法のためにワイス博士のもとに訪れたひとりのクライアントが、催眠療法中に、スピリチュアルな世界とつながり、いわゆるチャネリングのような状態となり、ワイス博士はそのクライアントの口から、ワイス博士自身のハイヤーセルフの伝言と、2歳半で亡くなった息子の役目について聞くことになります。このことがきっかけで、ワイス博士は今世で果たす課題に気づき、人々の心を癒す仕事を今日まで続けておられます。詳しいお話が知りたい方は、ワイス博士が書かれた著書「前世療法」をお読みください。これは、ワイス博士の体験に基づく実話です。

 さて、後半のお話は、魂の約束としての寿命。残る者へのメッセンジャーとして、短い寿命を生きた話です。信じるかどうか、これは科学的な検証のできないお話ですので、受け止め方は様々でよいのではないかと思います。

 寿命が、長いか短いかということを超えた、考えるべき課題が私たちにはあるのでしょうか。
 そうした話題に接することなく、天寿を全うする人生も幸せでしょうし、辛い思いを体験し、大切なことを気づく人生もまた幸せなのかもしれません。

 つづく。

注:Prof. Oは非科学的なことにObjectionを唱える自称学者さんたちのことを表現したもので、特定の人物をさすものではありません[わーい(嬉しい顔)]

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