どうしたら長生きできるの<自らの選択-栄養編> [ひとり言]

kaki.jpg 医者泣かせ

 あなたは、あなた自身の人生を本当に歩んでいますか?
人は、意識的にあるいは無意識に、何らかの選択をしながら生きています。時には、「こんなこと自分で望んだ訳じゃないのに。」と愚痴をこぼします。本当に、そうでしょうか?
「断れない。」「それしか、選ぶ道がなかった。」「天災だ。」「事故だ。」「降ってわいたことだ。」「環境が悪い。」「社会が悪い。」さらには、「親が悪い。」「先祖が悪い。」etc. 自分が、選んだ道ではないことを繰り返しながら生きているのではないでしょうか。
 しかし、自分に降りかかった出来事が、全て自分が引き寄せたものであると考えなければ、どうやって自ら降りかかった事態に真剣に立ち向かうことができるでしょうか。
 そんなことあるものかと、多くの方が感じられると思います。しかし、世の中の事象は常に変化し、私たちの目の前で起きては過ぎていきます。しかし、よく考えて見てください、目の前で起きては過ぎてゆく事象に対して、反応を起こしたのは誰でしょう?他ならぬ、あなた自身です。あなたの、反応がその後の変化を引き起こしたのです。その「反応」がとりもなおさず、あなた自身の選択なのです。
 もう一度お尋ねします。あなたは、あなた自身の人生を歩んでいますか?

さて、寿命が遺伝で大まかに規定されているお話をしました。寿命を修飾する様々な遺伝因子が存在することもお話ししました。次にお話しするのは、自らの選択としての寿命の修飾因子です。
 おそらく90%以上のかたが、日常生活のひとつひとつの行動が間違っていると知りつつ、行動している方はおられないでしょう。朝、目覚めて布団から起き上がるか、そのまま寝ているか、顔を洗うか洗わないか、朝ご飯に何を食べるか。どの服を着て出かけるか、等々全て無意識のうちに選択しながら生きています。
 こんな言い方をすると、お叱りを受けるかもしれません。大事故に遭遇するときも、そんな、事故に遭う選択をするわけがないとおっしゃるかもしれませんが、そこに居合わせるという選択をしたのは、ほかならぬその人自身です。「何を馬鹿な!」とおっしゃる方は、日常の一つ一つの行動が、自分自身の無意識の選択であることに気づいておられないということで、よりよい人生の選択を放棄してしまっている可能性があります。

 まず、私たちは、生まれてから(生まれる前から)特に母親の愛情を受け、教育という名の<洗脳>を受け始めます。子供の潜在意識はフルにオープンしていますので、母親の言動すべてをたやすく受け入れます。8~9歳頃まで、潜在意識は開き、一種の催眠状態と同じ意識状態が続きますので、その間に受けた様々な人の影響や、経験したことがすべてその人の行動パターンや思い癖まで作り上げていきます。特にこの時期に、つらい体験や、大きく感情を揺さぶられる出来事が起こると、そのままトラウマとして残り、大人になってもインナーチャイルドに問題を抱えることになります。

 そのようにして、誰もが人間形成されていきますが、良きにつけ悪しきにつけ、そうした洗脳によって作り上げられた自分の行動パターンが、とりもなおさず日常行動に対する無意識の選択を行うことになります。そして、その無意識の選択が、寿命を大きく左右することになります。

 まずは食習慣。離乳食から始まります。親も、無意識に正しいと思いながら自分の食生活のパターンを教え込んでいきます。好き嫌いがあれば、無理矢理にでも矯正しようとします。いずれ、自然に修正され得るものはされると知らないで。あるいは逆に、本来多く与えれば将来健康に問題が起こりうる食べ物を無意識に与えておきながら、子供が好んで食べるからと与え続ける場合もあります。今、日本の子供のコレステロール摂取量は、アメリカの子供の2倍になっているそうです。誰が、そうしたのでしょうか?もちろん、最初は子供たちの選択ではありません。でも、ある程度の年齢になれば、自分自身の選択で高コレステロール食を食べ始めます。当の子供たちはそれが良い選択かどうか意識すらしていませんが、すでに自分自身の意志で食べるものを選択しています。

 何も知らされずに、少量なら安全といわれ続け、そして食べ続けている不健康食品がいくつも存在します。以下に、いくつかを挙げてみました。信じられないかたも多くいらっしゃるのではないかと思います。様々な賛否両論がありますが、ここではその一つ一つを検証することは避けます。ご自身の選択として、お読みください。

 ① 塩 (塩漬けにしてあるすべての食品を含みます。)
 ② 精製糖 (スナック、ケーキ、お菓子類を含む、すべての甘味食品を含みます。)
 ③ 化学調味料
 ④ 食用油の多く
 ⑤ 保存料を含むすべての食品添加物
 ⑥ アルコール
 ⑦ 肉、卵を含む動物性食品、食肉加工品
 ⑧ 干物類、乾物類
 ⑨ ファーストフード
 ⑩ インスタント食品

 特に、食べたからといって短期的にどうということはありません。(少量の放射線被曝と同じです。)寿命に大きく関わるものではありません。 ・・・といってしまうと、今日の話は成立しなくなります。人の生理的特徴は正規分布をします。少量の放射線で甚大な被害を被る人がいれば、多量の放射線を浴びて何の障害も起こさない人があります。そうした観点からすれば、放射線は浴びない方が良いに決まっていますし、健康に害を及ぼす可能性がある食品は、摂らない方が良いでしょう。難しいことは、上の①から⑩を一切摂らない場合、今の環境ですべての必須栄養素をバランスよく摂ることができないことにあります。野菜は無農薬ではありませんし、昔のようにビタミンやミネラルが豊富ではありません。魚の安全性も問われつつあります。そこで、バランスよく必要な栄養を簡単に摂ろうとすれば、たとえば、動物性食品を、タンパク源や必須アミノ酸を補う補助食品と考え、体内の神経内分泌系を攪乱する物質や発がん物質を極力少なくする努力が必要と考えます。現代人のように、①から⑩の食材を「健康に悪いわけはない」と言いながら無制限に摂っている姿は、すべての人とは言いませんが、いずれ神の裁きの対象(つまり寿命の短縮)になると思われます。

 食材①~⑩の功罪については、いずれ話題にしたいと思います。
どうしたら長生きできるの<自らの選択-栄養編>の最後に、もう一つお話ししたいことは、

 「腹八分目に医者いらず。」

 誰もがご存じの言い伝えですが、さらに進んで次の言葉がもっとも大切です。

 「腹六分目に病なし。」 

 先人の知恵はすばらしいと思います。一日中食が足りていてはいけないのです。お腹がすくことが大切なのです。それが、長寿遺伝子を活性化させることにつながります。

 次回は<自らの選択-休養編>に続きます。

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