体調を整える技(ヨガ編) [ひとり言]

DSCF0089.jpg 究極のリラクゼーション

わかっているようで全くわかっていない自律神経。一度壊れてしまうと、日常生活が普通にできないほどの体調不良に見舞われます。外から見ただけでは全く病人に見えないため、

「甘えている。」
「気分の問題だ。」

家族からも冷たいあしらいを受けてしまうこともしばしば。
ほかの人から理解されないつらさは、経験した人でないとわかりません。

体内で起こっている現象は、交感神経・副交感神経のバランスの乱れです。
内外の刺激に対して過剰反応を起こしている、あるいは、何の刺激もないのに勝手に反応している状態です。

大半は、交感神経の過緊張状態。動悸、息切れ、のぼせ、手足の冷え、胃腸障害、いらいら感など、多彩な症状が起きます。交感神経緊張は太古の昔から身を守る術として備わった能力。しかし「闘争・逃走」反応のとき、緊急に必要な機能以外は低下します。これが長時間続けば、当然免疫力の低下も起きます。

逆に、副交感神経の過緊張状態は単独で起こるわけではなく、交感神経の緊張を押さえようとするために起こる副交感神経の過剰興奮。ひどい場合は、血圧や脈拍が低下して、意識を失ってしまう場合もあります。迷走神経反射と呼ばれています。

自律神経に直接届いて、調整してくれる薬はありません。
自分で治すしかないのです。
しかも一朝一夕には良くなりません。
難しいのは、心と体の反応の連鎖を同時に治さないといけないところです。

前回、音楽の効用、ヒーリング瞑想CDの紹介をしました。

そのほか、<わたし>が効くと考えている自律神経調整法をご紹介します。
これが絶対という方法はありませんのでご容赦を。

① ヨガ(特にリラクゼーションヨガ、瞑想ヨガ)
② ヒプノセラピー
③ 森林療法、森林ウォーキング
④ カイロプラクティック(パーマー系カイロを習ったところがお薦めです。)
⑤ 温熱療法(インディバ)
⑥ ハーブ、アロマ療法(香、服用、茶、マッサージ)
⑦ 自然食療法(マクロビオティックなど)

そのほかにも、様々方法が紹介されています。以上、ご紹介したものは、比較的強力に効くものと考えています。

今日は①のヨガを少しだけ、紹介します。

ヨガは、古代インド発祥の修行法であることはご存じの通りです。姿勢や呼吸法を重視するものや、瞑想による精神統一を重視するものなど数多くの派が存在します。そもそも、発祥当時は悟りや魂の神との統合を目的として行われるものでした。
現在は、様々なヨガの手法をアレンジして別れ、パワーヨガ、マタニティヨガ、リラクゼーションヨガなど様々なヨガがいろんな教室で行われていることもご存じの通りですね。

元来、ヨガを極めた聖者は、意思の力ではどうにもならない、自律神経をも自由に変化させることができると言われています。たとえば、脈をきわめて遅くしたり、血圧を下げたりすることができます。

自律神経を整えるヨガは、今はやりのパワーヨガではなく、リラクゼーションや瞑想を中心としたヨガです。時々、ヨガをやったら体が痛くなったとか、かえって調子が悪くなったと言われる方がいますが、優秀なインストラクターについているとは思えません。

古代ヨガの聖典によると、アーサナ(姿勢)は、あくまでも瞑想のための安定した、快適な、緊張をゆるめる座り方のことであり、無理な姿勢をすることではありません。苦痛を伴いながら、無理なヨガ姿勢をとらせるインストラクターからは離れてください。

姿勢は、プラーナ(気)を体に流れやすくするもの、自然(宇宙・神)と同化するものです。2つの自律神経は体の中心から分布していくことを考えれば、正しい姿勢をすることが、自律神経に正常な働きをさせることにつながることは容易に理解できます。
そして、瞑想を深めてゆけば、過剰な交感神経の緊張は自然にほぐれていきます。交感神経の機能が正常化すれば、副交感神経の過剰反応も自然に是正されていきます。

さて、以前、ヒプノセラピーやイメージ療法が、自律神経と整えるのに効果的であることをご紹介したと思います。
催眠状態によるリラクゼーション効果は、顕在意識がはっきりした覚醒状態で得られるリラックスより強大です。

最近、この催眠状態によるリラクゼーションと、イメージ療法をヨガに取り入れ、より深いリラクゼーションを得る「ヒプノヨガ」という方法を編み出したヨガインストラクター兼ヒプノインストラクターの方がいらっしゃいます。

「ヒプノヨガ」と呼ばれるこの方法は、誰か別の人が催眠にかける訳ではなく、リラクゼーションヨガの最中に、自己催眠とイメージ療法の方法論を取り入れ、より深いリラクゼーションあるいは瞑想状態に入り、時にはなかなか入ることのできないサマーディ(三昧の境地)を体験することもできます。自律神経を調節するのに強力な方法であることは確かです。

ご興味のある方は、体験してみてください。
ヒプノヨガインストラクターは世界でこの方だけです。正しく広まれば、ストレス社会に強力な癒しをもたらすことは間違いないと思われます。

http://hypno-yoga.com/

次回は、ヒプノセラピーの効用です。震災以後、新聞でも紹介された自律訓練法などのご紹介もしたいと思います。

presented by
石原クリニック
  http://www.ishihara-clinic.jp/
石原クリニックセラピールームETERNAL COMFORT
  http://www.ishihara-clinic.jp/eternal/index.html

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Ami

hitochan先生、
素晴らしい記事をありがとうございます。
何度もうなずきながらしみじみ読み惚れてしまいました。

ちょうど、「ヒプノヨガ」の商標登録証が届いたときに、この記事を読ませていただき、そのタイミングの良さに感動しています。

これからも、努力を重ねて多くの方に究極の癒しの世界を感じていただきたいと思っています。

これからも、どうぞご指導をよろしくお願いいたします。

ヒプノヨガインストラクターAmiより
by Ami (2011-10-02 21:28) 

Hitochan

コメントありがとうございます。
みんな幸せになるためにこの世に生まれてきたのに、感じられていない方がまだまだ多くいらっしゃいます。

これから、まだまだ長い間、もっともっと、遙か先の私たちの子孫まで、命はどんどん、どんどん紡がれていきます。

一人でも多くの人が癒されますよう、ヒプノヨガをどんどん、どんどん、たくさんの方に広めていってくださいね。

私も弟子の一人にさせていただきます。
by Hitochan (2011-10-04 01:03) 

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