癒しの旅＜８＞

　７月の富良野は晴れてくれない

癒しの旅第８弾、前回に引き続き北海道富良野です。
誰もが知っている大空と大地の国。花の名所。



７月中旬の連休は、ちょうどラベンダーが真っ盛りで、辺り一面にラベンダー畑が広がり、優しい香りが立ちこめます。
今年はあいにくの雨。連休が過ぎた頃から晴れ始めたようですが、青い大空は見ることができませんでした。
この連休には、何度も挑戦してみましたが、北海道はちょうど梅雨が明けるかどうかの時期。なかなか快晴には巡り会えません。
お休みがとれるかたは、少し遅らせて訪れてみてください。
さて、雨の富良野の楽しみ方は？
前回の癒しの旅でご紹介したように、森の時計のような安らぐところでのんびりするのも良い方法です。
どうしても花が見たいという方のための楽しみ方は？
実は写真家は、花の写真を撮るときに快晴は望みません。
なぜなら、フィルムあるいはデジカメの撮像素子は、人間の目ほど高性能ではなく、光のグラデーションを関知する幅があまり広くありません。
専門用語ではラチチュードと言いますが、フィルムや撮像素子はこれが人間の目より低いのです。
強い日差しの時に撮影すると、コントラストが着きすぎて、色が飛んでしまった経験はありませんか？
写真家の多くは、晴れた日は早朝か夕日を好みます。

　しずく

曇りや雨は花の写真を撮るには絶好の天気なのです。
遠くからではなく、もっともっと花に近づいて見てください。



精巧な花の姿や、蝶の羽の模様がはっきりと見えてきます。
雨の日にカメラを持ってお出かけになった時は、いつもより近くに寄って写真を撮影してみてください。



良い写真をとる、プロの技を一つ伝授。
取りたい主役にはしっかり近づき、必ず脇役を上手に配置してみてください。絞りを開けばバックがぼけて主役が引き立ちますよ。



秋はとても晴天率が高く、美味しい農作物も楽しめます。

　　秋は晴天率が高い

では、良い思い出を。

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