血圧が高いと一喜一憂 [ひとり言]

DSCN0015.jpg ドレッシングにも十分な塩分が

昨日、岡崎市の福祉センターで「血圧と疾病」をテーマに、市民向けの講演を行いました。
80名ほどの皆様に集まっていただき、熱心にご質問もいただきました。

やはり、多くの方が、ご自分の血圧が上がったことに一喜一憂しておられますが、高血圧を放っておくと将来どんな危険があるのか、あるいは、ご自分の過去の生活にどんな問題があったかには、なかなか目が届かないものです。

最近、耳にする巷の話題で、医師も学会も高血圧の基準を下げて病人を増やし、国民を薬漬けにする過剰医療が行われているというお話しを耳にします。

私たちは、何を信じればいいのでしょうか?

どんな時も、どんな話題に対しても、一つの議論に対して反論が起こります。
このことは、「ほんとうのこと」つまり、真実を追究するために必要なことです。

「それでも地球は回っている。」という有名な言葉を残した、ガリレオの地動説も同様です。過去の定説が覆り、真実が認められるためには長い時間がかかります。

しかし、こと健康の話題になると、そんな悠長なことは言っておれません。私たちの健康寿命にかかわることですから。

血圧に関してこの図を見てください。これは、近年日本で行われた、血圧と心血管病による死亡率の関係を示したものです。少なくとも、この統計に薬剤メーカーの利権はかかわっていません。

血圧と心血管死亡.gif 血圧と死亡率の関係

この図をご覧になったかたは、ご自分の血圧をどの辺りにしておきたいと考えられますか?

どうしたら死亡率の低い血圧帯にとどまれるかを知りたくなりませんか?

どの医師に聞いても、心脳血管病の経験のある市民の方々に聞いても、このことだけは確かです。心血管病にかかる人のほとんどが血圧が高い方達です。

高血圧、脂質異常症(高TG血症、高コレステロール血症)、糖尿病、肥満者の人口は、10年前、20年前に比べてうなぎ登りに増加してきています。そして、この4つの異常が全てそろうと「死の四重奏」と呼ばれます。

原因は、言うまでもなく生活習慣の乱れです。外食、高カロリー、運動不足に加え、家庭の食事も過去に比べて豊かになり、「健康のため」という名目の過食が何の疑いもない「普通の食事」になってしまっていることにどれだけの人が気づいているでしょうか?

日本人の約8割が塩分感受性高血圧と言われています。
日本人の平均塩分摂取量は11gと言われています。

血圧を上げない推奨の塩分量は1日6gと言われています。

お味噌汁1杯塩分2g。ラーメン1杯塩分8gです。

真の健康を守るのは、医師でも、製薬会社でも、厚生労働省でもありません。
他ならぬ、あなた自身です。

見かけ上の、過剰医療や薬漬けを避けるためには、真実の「健康的な生活習慣」を、勇気を持って取り戻すことです。

医療や、製薬メーカーの過剰状態を批判する前に、それこそ、コマーシャルベースで誘惑する、美味しい食品や料理の罠にはまらないように、真贋を見分ける力をつけましょう。

http://www.hsph.harvard.edu/nutritionsource/what-should-you-eat/pyramid/index.html

healthyeatingpyramidresize.jpg 肉も白米も避けましょう

ハーバード大学のニュースレターです。
以前のブロクで掲載したものを再度ここでお示ししたいと思います。

ここで書かれていることが、真実でなければ私たちは信じるものが存在しなくなります。
これが、健康になるための食事、healthy eatingです。

今こそ、健康長寿のため、行動を起こしましょう。

presented by
石原クリニック
  http://www.ishihara-clinic.jp/
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